中日 今季2度目サヨナラ負けで3連敗 貧打が好投の涌井見殺し 立浪監督「打線は今こんな状況ですが…」

◇交流戦 中日1ー2オリックス(2024年5月31日 京セラD)  中日が今季2度目のサヨナラ負けで3連敗を喫し、借金4に後退した。  1―1の9回無死一塁。3番手・松山が不運にも見舞われて、踏ん張れなかった。一塁走者・宜保の二盗と、捕手・木下の二塁悪送球などで1死三塁とされ、宗に左犠飛を許した。  前日30日の西武戦で中田が左膝に自打球を当て負傷交代した影響でベンチスタート。中田不在だが、打線は2回、相手のミスにつけ込んだ。先頭・岡林のゴロを処理した遊撃手・紅林が一塁悪送球。その後1死三塁で田中の一ゴロの間に三塁走者が生還し先制した。  しかし、初回1死満塁の場面ではディカーソンが空振り三振、カリステが左飛と凡退。6回1死満塁の好機ではカリステが空振り三振、岡林が左飛。2度の満塁機をものにできず、流れを手放した。  先発・涌井は7回1失点と好投したが、勝敗付かず。立浪監督は「涌井に関しては、しっかり、いい球を投げてくれていましたし、勝ちを付けてあげられなかったのは残念です」と悔やんだ。続けて、「打線は今こんな状況ですが、(2回に)先に点は取れたのですが、初回のチャンスですよね、今日は。点を取っていかないと。それだけです」。  また、中田の状況について問われ、「代打で待機したのですが、今日は出られる状況ではなかったので。明日また様子をみて」と話した。