千原せいじが万博批判で“舌好調”も業界からは「空振り」判定…所属の吉本興業はどう見た?

「ダダスベりやろ。当日券がでるくらい人気ないっていうな、ありえへん」  4月13日開幕の大阪・関西万博をこう批判したお笑いタレント千原せいじ(55)。政権批判から新幹線のマナーまで、歯に衣着せぬ舌鋒で知られるが、4月13日開幕の万博についても舌好調で、10日までに自身のYouTubeチャンネル「せいじんトコ」を更新し、うまくしたてた。 【写真】タイタン太田光代社長さすがの“深謀遠慮”…爆笑問題のイメージも守った「オンカジ利用4人」公表の先手必勝 「(1970年開催の万博)は日本が高度経済成長期でガーっていってたけど、今回は誰も行かへんやろ。いろんな国が『もうええわ、ブース』って言って断って、そんな不人気なとこ。ニュースでも言わへんやんか、日本めっちゃ不人気やでぇって。ジジイババアは日本は まだ豊かって思ってるけど、超クソ貧乏なのにな」  これを受けて、せいじの一連の発言に動画のコメント欄には《皆の言いたい事をスッパリと代弁してくれました。ホントにそれ》《せいじさん見てるとスカッとする》《私も絶対行かない。せいじさん同感です》と称賛や賛同の声が集まったが、業界関係者からは厳しい判定の声もあがっている。 「せいじは(所属の)吉本興業と万博の関係については触れてないんですよね。吉本興業も万博のメインエントランスにパビリオン『よしもと waraii myraii館』を用意するなど、万博に協力している企業の一つなのに、敢えて触れなかったのか、触れられなかったのか。そのあたりのツッコミはなかったようです。どうせなら、吉本興業と万博の関係性までネタにして、イジり切れば、もっと話題になったでしょう。それをスルーでは空振り気味ではないでしょうか」(ある放送作家) ■吉本興業と万博との浅からぬ関係  万博は元会長の大﨑洋氏が『催事検討会議』の共同座長を務め、アンバサダーには「ダウンタウン」も名を連ねている。「よしもと waraii myraii館」のテーマは「笑い」だそうだが、吉本興業は今回の千原の万博への“ダメ出し”をどう見たのか。吉本関係者に話を聞いてみると、「所属タレントのいち見解として受け止めています」と述べるにとどめた。  千原せいじは次の“万博ネタ”も用意しているのだろうか。     ◇  ◇  ◇  毒舌タレントは話題を集めるが、その後も注目されてしまう●関連記事【もっと読む】『爆笑問題・太田光のフジテレビ番組「休止の真相」判明 堀江貴文氏“フジ報復説”の読みハズれる』…に詳しい。